1-2.Arduino互換ボード

2019年5月29日

Arduino互換ボード

1-1で説明した通り、Arduinoオープンソースハードウェアで設計図が公開されており無償で利用することができます。そのため、誰でも同じボードを作ることができ、カスタマイズした製品を開発することも許可されています。
Arduino互換ボードとは、Arduinoと同じ設計で作られているため同様に利用することができるボードのことで、多くの企業から高機能CPUを搭載したボードや無線モジュールを標準実装したボードなど各々の製品で特徴あるArduino互換ボードが提供されています。
ElecFreaks社が提供する「Freaduino」がありますが、こちらはArduinoの完全な互換性を保ちつつ、モーターなどの大容量などへの対応を考慮してデジタル入出力を2A(合計)まで扱えるようにカスタマイズされています。

他にも多くの互換ボードがありますが、本サイトでは日本の技術適合認定を保有したWi-Fi無線機能を保有し、性能、機能に対して非常に安価なため、Espressif Systems社「ESP-WROOM-32」を利用します。「ESP-WROOM-32」はそのままではパソコンに接続などができないため、開発ボードである「ESP32-DevKitC」が提供されていますので、こちらを用いて学習していきます。

《注意》
日本国内ではWi-Fiを利用するためには日本の技術適合認定を取得している機器しか利用できません。技術適合認定は電気通信事業法令の技術基準に適合していることを証明しています。