2-1-4.人感センサ

2020年4月26日

電気回路と電子工作

人感センサはいくつか種類がありますが、今回は赤外線を利用した人を感知するセンサを利用します。一般的に焦電型赤外線センサと言われるもので人体など熱を持った物体の赤外線エネルギーの変化(温度変化)を感知することで反応するセンサとなります。人が近づくと照明が点くセンサがありますが、それらは同様に焦電型赤外線センサを利用しています。他にも超音波や可視光を利用するものなど多くありますが高価なため複雑な検知に利用されています。
今回利用するセンサの検知については3〜5m程度、反応時間は~2秒となります。利用センサの外観を下図に示します。

人感センサには3つの端子があり2.7Vから12Vの電源で利用可能です。そのため、VCCに3.3VとGNDを接続し、VOUT端子をGPI36に接続し検知結果を取得します。
人感センサを利用する回路図と配線図を以下に示します。


【ESP32-DevKitCの入出力端子はこちらを参照下さい】

【注意】
1.回路図にはありませんがESP32開発ボードにソフトを書き込む場合はEN端子を0.1μFのコンデンサでGNDへ配線して下さい。ESP32開発ボード(30pin)固有の利用方法なので回路図は省略させて頂きます。
2.回路図、配線図は2-1から順次配線した図になります。(LEDなど配線した部品は取り外さず追加で配線しています)

スケッチ(制御ソフトウェア)

人感センサを利用するスケッチは以下の通りとなります。

人感センサは変化を検知するとVOUT端子がHIGH状態(3.3V)になります。変化がなければLOW状態(GND)になりますので、digitalReadでHIGHかLOWかを判定します。digitalReadの結果は、HIGH(3.3V入力)の場合はtrue、LOW(GND入力)の場合はfalseとなりますので、IF文で判定しシリアルモニタに表示しています。シリアルモニタにはセンサが感知した場合に”Detected!”と表示し感知していない場合に”No detected.”が表示され下図のようになります。

【スケッチの検証と書込方法はこちらを参照ください】