SPIFFSマウントエラー時の対応
ArduinoIDEでプログラムを書き込み後など、ESP32-DevKitC(ESP-WROOM-32)起動時に以下のエラーが発生する場合があります。
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E (50) SPIFFS: mount failed, -10025 SPIFFS Failed |
リモコン信号を保存するため「SPIFFS.begin()」でSPIFFSの開始を行いますが、SPIFFSを利用するには一度本体(ESP32-DevKitC)にSPIFFSデータの書き込みが必要です。
SPIFFSが利用可能状態でないために発生しています。
【対応方法】SPIFFSにデータを書き込み
SPIFFSデータアップローダーをインストール
アップローダーのインストールを以下の通り実施して下さい。
(1)アップローダーのサイトを開きます。こちらにアクセスし「release page」をクリックします。
(2)最新のアップローダーをダウンロードします。
(以下の場合は「ESP32FS-1.0.zip」が最新となりますので、こちらをクリックしダウンロードします。)
(3)ダウンロードしたファイルを解凍します。
(4)ArduinoIDEの「ファイル」から「環境設定」を選択しArduinoフォルダ「スケッチブックの保存場所」を取得(下図)し、そのフォルダ配下に「tools」というフォルダを作成します。
(5)ダウンロードし解凍したフォルダ「ESP32FS」を作成した「tools」フォルダに入れます。
以上で、アップローダーが使えるようになりましたので、ArduinoIDEを終了し再度、起動してください。
SPIFFSデータのアップロード(書き込み)方法
(1)書き込みデータは空ですが、そのまま、ESP32-DevKitC(ESP-WROOM-32)に書き込みます。(空のdataフォルダがスケッチプログラムフォルダに自動作成されます)
書き込みはArduinoIDEの「ツール」をクリックし「ESP32 Sketch Data Upload」を選択してください。
注意)エラーが表示された場合は、ツールの「シリアルポート」が選択されていること。また、シリアルモニタ画面を閉じていることを確認して下さい。
空のdataフォルダを作成して良いか確認されますが、「Yes」をクリックし処理を続けて下さい。
書き込みが始まるとArduinoIDEのステータス欄「SPIFFS Uploading Image…」と表示され、完了すると下図のように「SPIFFS Image Uploaded」と表示されます。
以上でSPIFFSデータの書き込みが完了し利用可能となるためエラーが解消されます。